兵庫県オープンデータ「DSM」をQGISで3D地図を描画 する(3)
3 DSMテキストファイルをgeotiffに変換する
読み込んだDSMテキストファイルは、ポイントデータ扱いとなっているので、表面上はベクトル形式となっている。
DSMテキストファイルを、地理座標情報ファイル(World File)を埋め込んだTiffファイル(ラスタデータ)に変更する。
(1) geotiffに変換するために、一旦シェープファイルとしてエクスポートする。
レイヤパネルの「DSM_05OE242_lg」を右クリックし、「エクスポート」から「地物の保存」を選択する。
(2)「ベクターレイヤを名前を付けて保存」が開くので、シェープファイル形式で保存する。
「エンコーティング」は「UTF-8」に設定する。
(3) シェープファイルとなったポイントデータをレイヤに追加する。
「レイヤ」→「レイヤの追加」→「ベクタレイヤの追加」
(4) シェープファイルとなったポイントデータをラスタ形式に変換する。
レイヤパネルに追加されたポイントデータを選択し、
メニューバーの「ラスタ」から「変換」→「ベクタのラスタ化」を選択する。
(5) 新しく開いた「ベクタのラスタ化」のウィンドウで以下のように設定する。
➀「焼き込み値の属性(フィールド)」→「高さのフィールド(field_3)」
②「出力ラスタサイズの単位)」→「地理単位」
③「水平方向の解像度」→「1(元のDSMが1mメッシュ単位なので)」
④「鉛直方向の解像度」→「1(元のDSMが1mメッシュ単位なので)」
⑤「出力領域」→右のボタンをクリックし、「レイヤの領域を使う」を選択
「DSM_05OE242_lg」が表示されるので、「OK」をクリックする。
⑥「出力バンドに指定のnodata値を割り当てる)」→「-9999」
⑦「出力ファイル」→保存先とファイル名を指定
(6) パラメータを設定し処理を実行すると、10~30秒程度でラスタが生成されレイヤに追加される。
(7) 白黒だが、建物の形が白っぽく表示される。
(8) ラスタ化されたレイヤのプロパティを開き、シンボロジのレンダリングタイプを変更する。
(9) シンボロジの「レンダリングタイプ」を「陰影図」にすると影が付き、立体感のある表現ができる。
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