あぜっ地理(交通・通信)

 

1 交通・通信の発達    2 鉄道交通    3 自動車交通    4 船舶交通

5 航空交通    6 パイプライン・送電線    7 情報と通信    目次へ

 

3 自動車交通

(1)特色

  ①戸口輸送…荷物を積みかえずに目的地まで自由自在に輸送できる。

  ②長距離、大量輸送に向かない。

  ③交通渋滞→定時輸送の困難

  ④エネルギー効率が悪い。

  ⑤自動車公害…大気汚染、渋滞

(2)モータリゼーション…自動車の大型化、高速化→高速道路の整備

    かつて鉄道の補助的機関→現在は旅客、貨物とも陸上輸送の中心(特に先進国)

(3)世界のおもな高速道路

   ① アウトバーン
 ドイツの高速道路で、総延長は約13,000 km、隣接する国々の高速道路と接続している。速度無制限区間もある。通行料が無料を前提に設計されたいるが、1995年より大型トラック(12トン以上)について有料となった。ヒトラーの「アウトバーン計画」によって、第2次世界大戦の開戦までに3,860 kmが完成した。

   ② フリーウェイ(freeway)
 アメリカの最上位の幹線道路で、信号機や一時停止の標識が必要な交差点などがなく、一般の道路と立体交差し出入り制限をしている。通行料が無料の「フリー」を意味したものではない。松任谷由実の「中央フリーウェイ」は中央自動車道のことです。

   ③ アウトストラーダ(freeway)
 イタリアの「世界初の高速道路」で、制限速度は130km、有料道路となっている。1924年にミラノ-ガッララーテ間を結ぶ2車線の高速道路が完成し、現在の総延長距離は約7000km。

   ➃ 中国国家高速公路網(National Trunk Highway System、NTHS)
 1992年の「五縦七横」(中国高速公路計画)、2005年の「7918網」(国家高速公路網規画)によって高速道路が建設、整備されている。総延長は2018年末現在約142,500 kmで、毎年約6,000 km以上の高速道路が建設されている。通行料は、有料となっている。

(4)国際自動車道の建設

   ① パンアメリカンハイウェイ(Pan-American Highway)
 1940年代、50年代にアメリカの支援によって整備されたフェアバンクス(アラスカ)~ウスワイア(アルゼンチン)間の国際自動車道で、ルートは曖昧である。フエゴ島のウスワイアには、「アラスカまで17,848km」の標識がある。

   ② アジアハイウェイ(Asian Highway Network)
 1959年国際連合アジア極東委員会(ECAFE)によって提唱され、アジア32カ国を横断する総延長14.1万kmにわたる高速道路で、主に既存の道路網を活用している。2005年「アジアハイウェイ道路網に関する政府間協定」の発効により、日本の東京(首都高速道路・日本橋)~福岡間(九州自動車道・福岡都市高速道路)がAH1に編入され、AH1は、東京~カピクレ(トルコ・ブルガリア国境)総延長は20,557 kmとなった。

   <参考>「アジアハイウェイとは」(国土交通省

(5)ロードプライシング(Road pricing)

     渋滞や大気汚染を防ぐために、都心の一定範囲内の道路利用を有料化(課税化)し、都市の中心部への自動車の過剰な乗り入れを抑制する制度。

   ロードプライシング実施国…シンガポール、ロンドン、オスロ、ストックホルム、ミラノ

(6)モーダルシフト(modal shift)

     モーダルシフトとは、トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換することをいう。

   <参考>「モーダルシフトとは」(国土交通省

(7)パークアンドライド(park and ride)

    自宅→最寄りの駅・バス停→鉄道・バス利用→都市の中心へ

   <参考>「様々な都市で進むパークアンドライドとは?特徴・事例紹介」(SmartDrive Magazine)

(8)各国の1人あたりGNIと自動車保有率  Excelファイル 

    

                         『世界国勢図会2022/23』より作成

    自動車は高額なため、1人あたりGNIが大きい国ほど自動車保有率が高くなる。

    自動車社会のアメリカは、自動車保有率が非常に高い。

    日本とフランスは、ほぼ同じ数値のため重なって表示されている。

 

1 交通・通信の発達    2 鉄道交通    3 自動車交通    4 船舶交通

5 航空交通    6 パイプライン・送電線    7 情報と通信    目次へ

Copyright © AZETA Toyotoshi All Rights Reserved.